伝えておくれ~
寄りそうような アパートの明かり
壁に向かって 酒を飲んでる
俺が空から 見えますか
帰る処は 場所じゃないさ
この俺が 探すのは 夢のむこうさ
誰だろう どこかでギターを弾いている
あいつは何を 探してるのか
俺の育てた 鉢植えのサボテン
ちいさな蕾 一つのせてる
苦しい事なら 笑い飛ばせる
哀しい事なら 友達にする
俺を今日まで ささえてくれた
人達は 心の置手紙だよ
こんな夜には 酒と一緒に
「ありがとう」を ささやいている
作詞・土井あきら/作曲・桜田武男/編曲・小杉仁三
1)茶屋のひさしで 体よせても
心は 濡れてませんか
さよなら云う日は にわか雨
障子あけたら 池のおもても
夕焼け 燃えてませんか
思い出 残り火 蛍かご
愛しても 愛しても
足りないですか
明日は 何時の
汽車で あなたは 行きますか
白い浴衣の 帯にうちわを はさんで
忘れましたか
夜店の 帰りの 口づけを
2)別れても 別れても
また会えますか
いつ頃 帰ると
手紙あなたは くれますか
石のたたみに 下駄をとられる 宵闇
知っていますか
一人じゃ 淋しい 天の川
小雨の宵に白い素足を
濡らしつつむ淋しさが
夕顔に似たその女の
単衣の裾をそっと からげて
宵やみに夕顔の花を無心に摘んだ指
ああ その女の
仕草ひとつひとつ忘れ去るすべもなく
一度だけの口づけにも
このいのちを捧げつくして
悔いるはずもなく僕は面影抱きしめて
おののく筆が告げたひそかな
手紙には道ならぬ
恋に怯える文字ばかり
その女ひとり命召されて
逝く夜はこの身体床にうちつけ泣くばかり
ああ その女の
命はてし今も忘れ去るすべもなく
思いあまり花火あげて
その散るさま その女の指が
夕顔を摘むようで僕は涙も枯れ果てて
思いあまり花火あげて
その散るさま その女の指が
夕顔を摘むようで僕は涙も枯れ果てて